よくある質問
- 何歳ごろから矯正歯科治療したらいいですか?
- 成人に関しては、お悩みがあればできる限り早く矯正治療を始めることをお薦めしております。
お子さんに関しては、成長を利用することで骨格的な問題点や顎と歯の大きさのバランスを整えることが可能です。一般的に上と下の前歯が4本ずつ生え変わった頃に開始することが多いですが、受け口(下の前歯が上の前歯よりも前に出ている)の場合は早期の治療が推奨されますので早めに一度ご相談ください。
また生え変わりや成長には個人差がありますので乳歯がなかなか抜けない、抜けたのに大人の歯が生えてこない、生えてきた歯が曲がっているなど困ったことがありましたら早めに一度ご相談ください。すぐに矯正が必要ではないかもしれませんが、適切な時期をご提案致します。
- 大人でも矯正できますか?
- 矯正はこどもしかできない、大人ではもうできないと思っている方もいるかもしれませんが、歯と歯の周りの組織が健全な状態であれば、年齢に関係なく矯正治療を始めることが可能です。
現在は大人の方の矯正治療は増えていますので、お悩みがある場合は一度ご相談ください。
歯や歯の周りの組織は通常加齢により悪くなる傾向にあるため、早めの受診が推奨されます。
- 妊娠中でも矯正治療はできますか?
- レントゲン撮影は妊娠期間中控えておりますが、妊娠中でも矯正治療は可能です。
但し、出産前後は通院が困難になり、つわり等により顎間ゴムやマウスピースの使用が困難になることがあるため、治療期間が多少延長する可能性があります。
- 費用はどれくらいかかりますか?
- 一般的な成人の表側矯正の場合、およそ90~100万円とお伝えしております。
お子さんの場合は2段階に分かれており、I期治療としておよそ40~50万円、II期治療としておよそ50万円前後とお伝えしております。
- 分割払いは可能ですか?支払い方法は?
- 基本料金に関しては一括払いあるいは分割払いが可能です。当院では院内分割(無利子、回数制限少ない)と提携のデンタルローン(有利子であるが、回数制限多い)をご用意しております。
またお支払い方法は、現金、クレジットカード払い、口座振り込みでお願いしております。詳しくは相談の際にお聞きください。
- 医療費控除はききますか?
- 当院における矯正歯科治療はかみ合わせおよび咀嚼機能の改善を目的としているため、医療費控除の対象となります。自分および生計を一にしている家族がその年のお支払いした医療費から10万円(所得金額が200万円未満の方は、所得金額の5%)を差し引いた金額が、医療費控除の対象となる金額です。
詳細は 料金表(治療費用)の医療費控除の項目をご覧ください。
- 矯正歯科治療の期間はどれくらいですか?
- 成人矯正治療であれば約2年前後とお伝えしています。
しかしながら治療内容によっては1年前後で早く終わる方もいれば、3年以上かかる方もいますので、相談時にご説明させていただきます。
またお子さんは永久歯が生え変わる12歳頃までに成長期の小児矯正治療を行い、その後、成人矯正治療へ移行します。
- どれくらいの頻度で通院が必要ですか?
- ワイヤー装着は基本的に1か月に1回のペースで通院が必要です。マウスピース型矯正治療の場合は1~2か月に一回、お子さんの場合は治療内容にもよりますが、1~3か月に一回のペースで通院になることが多いです。
また矯正終了後の保定期間中あるいはお子さんの成長観察中は3~6か月に1回のペースで通院になります。
- 歯を抜く必要はありますか?
- 当院ではできる限り歯を抜かない治療を考えて治療方針を決めておりますが、歯を抜くことで歯並びや口元、かみ合わせをより効果的に改善でき、良好な治療結果が得られる場合があります。
また治療後の安定性や歯と歯周組織の位置関係によっては抜歯を選択することもあります。抜歯は通常小臼歯あるいは状態の悪い歯が対象になります。
- むし歯にならないですか?
- 矯正装置により歯磨きが難しくなるため、むし歯になりやすい環境になることは事実です。
しかし、毎日の歯磨きを徹底して行っていただいた上で、来院時のクリーニングやブラッシング指導を行なうことでむし歯を回避することは可能です。
- 矯正治療中の痛みはありますか?
- ワイヤー矯正治療中の痛みには、個人差がありますが、食べ物を噛んだ時の痛み、歯が浮くような痛み、ワイヤーや装置が口の中で接触する痛み(口内炎)などが挙げられます。
当院ではで形状記憶合金の超弾性ワイヤーを用いて弱く持続的な力で歯の移動を行うことで痛みを軽減しております。
またマウスピース型矯正装置や小児矯正治療では取り外し可能な矯正装置を用いるため、痛みは比較的少ないと考えられます。
- 普段と同じ生活はできますか?
- 矯正装置が口の中に装着されると、痛くて噛みにくい、かみ合わせがずれる、装置が当たって痛い、話しにくい、飲み込みにくい、話しにくい等の症状が出ます。
多少の不便は生じますが、数週間で慣れてくるため、日常生活に大きな支障は出ないと考えられます。
- 矯正治療を受ける先生・病院の決め方は?
- 矯正治療は長いお付き合いになるため、患者と歯科医師・病院との信頼関係が必要不可欠です。また通院が難しいと治療結果に影響を及ぼすため、通院しやすいことも大切です。
一般歯科に併設されている矯正歯科の場合、一般歯科治療を同じ病院で受けられる利点はありますが、担当医が非常勤になることが多いため、診療日数が限られており、急患対応が難しいという欠点があります。
一方、矯正専門医院は、一般歯科治療を近医の連携医院で行っていただく欠点がありますが、担当医である矯正を専門に治療している歯科医師が常勤であるため、診療日数が多く、急患対応にも対応しやすい利点があります。
現在歯科医師であれば誰でも矯正治療を行うことが可能ですが、矯正歯科は卒後教育により技術や知識の習得が必要不可欠です。大学病院や矯正歯科専門医院で長い年月研鑽を積み、日本矯正歯科学会の認定医を取得しているドクターは、矯正歯科を専門として治療にあたる上で最低限の知識と経験と技術を要していることが保証されているため、治療を受ける際の判断基準の一つになると思います。